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納税のしかたはいろいろ選べる

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納税のしかたはいろいろ選べる

確定申告期限が4月16日まで延長されました。そのおかげでまだ確定申告していない人もいるのではないでしょうか。あるいは、確定申告書を提出したもののまだ納税していない人もいるかもしれません。そこで、納税のしかたを一部ご紹介したいと思います。

主な納税方法

まずは選択肢を確認しましょう。こちらです。

最も原始的な窓口納税

窓口納税は納付書という専用用紙に必要事項を記載して、税務署や金融機関(銀行や郵便局など)の窓口で現金で納税する方法です。わざわざ税務署に出向く人は少ないと思います。だいたいみなさん金融機関で納税されているようです。納付書は税務署に備えつけてありますし、毎年納税している人には郵送されてくる場合もありますが、やはり取りに行くのが面倒です。

手間なし振替納税

振替納税とは、税務署(または金融機関)に口座番号と届出印を届け出ることで、その口座から自動引き落としされる方法です。口座引き落としは手間がかかりません。抵抗感がなければ、毎年納税するひとにとってはもってこいです。引落日に口座残高が不足しないよう、それだけ気をつけてください。

意外と使えるペイジー

ペイジーに対応したネット専業銀行の口座を持っている、あるいは都市銀行の口座でインターネットバンキングの契約もしている人は、ペイジーでの納税も選択肢になります。また、ATMでもペイジーの操作ができれば利用できるようです。

ペイジーに対応している金融機関はこちらでご確認ください。
ペイジーが使える金融機関
上のリンクを見ると、ネット専業銀行はジャパンネット銀行と楽天銀行が使えるようです。都市銀行などはだいたい使えるようです。

使い方は各金融機関のサイトのメニューにペイジーがあるはずですのでそちらに必要な情報をいくつか入力すればできます。その必要な情報とはこちらです。

ちょっとお堅いですが、ペイジー画面の項目名になります。かっこ書きは国税当局が用いる名称または値です。以下補足します。

利用者識別番号(16桁)というのは、電子申告(e-tax)用のIDのことです。納税用確認番号(6桁)はID登録時に名前や住所などを入力するのと同じように自分で指定する項目です。下の受付システムにログインすればあとから確認・変更もできます。説明が遅れましたが、ペイジーで納税をするにはまずIDを登録しないといけません。
利用者識別番号の取得
受付システム

納付目的コードは暗号みたいなのです。こちらのマニュアルに従って作成してください。
納付目的コードの生成方法

たとえば、昨年分の確定申告でしたら「320451」になりますね。なお、電子申告(e-tax)で確定申告をした場合には、納付目的コードをe-taxのほうで生成してくれますので、上記の暗号づくりは不要です。

クレジットカード納税

さいごにクレジットカード納税です。クレカ払いと聞いていいなぁと思いがちですが、なんと決済手数料は自腹ですので、あまりおすすめしません。参考にサイトを掲示します。
国税クレジットカードお支払サイト

まとめ

主な納税方法をご紹介しました。国税庁は納税方法をさらに充実させようとしているようなので、新しい方法が今後も増えていくかもしれません。私のおすすめは、個人事業主は振替納税(口座引落し)、たまに納税するひとは納付書かペイジーでよいのではないかなと思いますが、ひとそれぞれなので、カンタン・手間なく・正確に納税できる方法をご自身でお選びください。


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